ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

上野 科学博物館 昆虫展

休日


1歳児が下駄箱を開け

もぞもぞと中を覗き込んでいる。


「散歩でも、行くかい?」


私の声掛けに1歳児は

笑顔で大きく頷く。


4歳児も小躍りして身仕度を始める。




家族4人で目的地もなく外に出る。


時刻はまだ9時30分。


近所の公園は日差しがある。


ボールプールでもいいが

まだ開店まで時間がある。


ショッピングモールも同じ。




「上野にでも、行くかい?」

4歳児は上野といえば何かを理解している。


「おん!いいねえ!」


夏の間に科学博物館に連れて行きたかったが

酷い暑さのため行けずにいた。


この日の空は

夏らしい暑さだ。


日差しは軽やかに熱く

風は肌に涼しい。



電車で1時間30分ほど揺られして

久しぶりの上野に立つ。


科学博物館では昆虫展が催されており

今回の目的だ。



私の感想から記すなら

期待したほどではなかった。


私が無知であるが故に

この程度なのかなという気持ちが大きい。


「生きた虫」を期待していたが

ビデオと標本が並べてあるだけで

なんとなしに歩いて終わってしまった。


これならYouTubeで虫を見てたほうがいいような、、

とも考えたが、4歳児の笑顔が答えだ。


無知故に

凄さがわからなかった。




対照的に4歳児は

興奮気味にひとつひとつを観ては

声を上げている。


しかして残念なのは

ほとんど展内の全てが

4歳児の身長では人混みのため見るに見れないこと。


大人の目線の高さに合わせた展示になっているため

4歳児がどこまで見れたかは疑問だ。


しかしながら

4歳児に感想を訊ねると

大満足のようだ。



かみさんと1歳児とは

途中はぐれてしまった。


かみさん曰く

入り口付近の巨大昆虫模型に

1歳児は大興奮で

かなりの間を見ていたらしい。


1歳児もそれなりに楽しんでくれたようでなにより。




14時過ぎには帰路に着き

百貨店に寄り道して帰宅。


また年内にでも

上野を家族と歩きたい。




ありがとう。

4歳児の レゴ ジュラシックワールド カルノタウルス対ジャイロスフィア 2

前回、誤って書きかけで記してしまった。
保存をしたつもりが。



続き



私はかみさんに伝える。


「せっかく彼が楽しみにしていたレゴなのに
怒られながら組み立てて
楽しいと思うかい?」


怒っているつもりはないと、かみさん。




私はふと
女性と男性の違いかもしれないと思い
それ以上はかみさんに云わず。



「ブロックを組み上げて、完成品で遊ぶこと」


かみさんにとって
ブロックを組むのは
ただ面倒くさい作業でしかない。


故に
早く組み立てて遊ぶが目的となるため
4歳児の「手伝いたい気持ち」が
作業の遅延に感じられてイラつく。




絵を描くとき、
物語を考えるとき、
調理するとき、
動画の編集をするとき、
ダンスを踊るとき、


なんでもそうだが
作り出す過程もまた
楽しいものだと私は信じる。


その過程には
辛く苦しい面もあるが
それも含めて「楽しい」のだ。


ブロック遊びにしても
ひとつひとつが組まれ
完成に近づいていく高揚があり
完成したときには充足を得る。




私はかみさんと組み役を交代する。


「だいぶ出来たみたいだね。
もう少しでトラックが完成するぞ。」


それを聞いた4歳児の表情に笑顔が戻る。




レゴの説明書は
非常にわかりやすく出来ており
見れば誰でもできる。


しかし、それでもまだ
4歳児には理解が追いつかず
説明書を見てやれの一辺倒では難しい。




親が子から解放される時間を作るために
玩具を与えることには賛成できない。


ブロックであれ
テレビゲームであれ
スマホアプリであれ


幼児期
子が独りで興じてしまうことで
他者との関わり方を見つける
最初の機会を逸する。



タブレットでいくつかのゲームを
4歳児は楽しんでいる。


ゲーム内の何某かを
「それはなんだい?」と私が尋ねると
これはこうでああでこうなってと
彼は丁寧に説明をしてくれる。


「おとーしゃんもやっていいよ。」
「いっしょにやろ!」


1人用のゲームだが
彼は気さくに話してくれる。




「うるせえなあ、いま遊んでんだから邪魔すんなよ。」


他者との関わり方を逸した子は
独りゲームに耽りして
社会性を希薄にしていく気がする。


任天堂のファミコンを与えられ
家族との関わりが無かった
私がそうであったように。







レゴが完成すると
彼は大いに喜んだが


完成したばかりのトラックや恐竜を
1歳児が奪い遊んでいる。


それでも彼は
レゴのウォーレンさんを気に入り
1歳児と仲良く遊んでいる。


その様子を見て
彼の心的な成長を感じる。




元ホームレスの私にとって
レゴはとても高価だが、買ってよかった。


彼の喜ぶ笑顔は
一際輝いている。



ありがとう。

4歳児の レゴ ジュラシックワールド カルノタウルス対ジャイロスフィア



4歳児の恐竜ブームは止まる気配を見せず。


レゴの無料アプリで4歳児は遊んでいる。
自然とレゴショップに行こうという話になる。


レゴショップに赴くと
ジュラシックワールドの商品がある。
買おうという話になる。


他のブロックも含めて¥12000の予定外の出費。
この出費は痛い。


レゴの商品の多くが¥10000前後する。



対象年齢が
たしか4歳以上だと思ったが
とても4歳児ひとりでは組み立てられない。



私は説明書に従いブロックを組み上げていく。
4歳児はうきうきしながら組まれていくブロックを見守る。


「これをここに付けてくれるかい。」
「うん!わかった!」


父子は笑顔で協力しながら
完成に近づけていく。



「キテ!キテ!」
1歳児が私と遊ぼうと手招きしている。


1~2歳児の要望に対しては
いったんの作業中止だ。




私が1歳児のもとに行くと
4歳児は途端に困り顔。


ブロックを組み上げることができない。
そこでかみさんが不肖ながらと
ブロックの組み役を買って出る。



1歳11か月児は
少ないながら単語を使うようになっている。


長子よりだいぶ早く
意思疎通ができているようだ。


1歳児とプラレールで遊びながらでも
かみさんと4歳児のやりとりが
イライラした、冷たく吐き捨てるような声が耳に入ってくる。


「だから、ちゃんと説明書を見なさいよ。」
「なんでそうなの。こことここ、くっついてないでしょ?」
「説明書を見ればわかるでしょ?よく見なさいよ!」



先程までうきうきの笑顔であった4歳児は
悲しげに消沈し俯いてしまっている。


「ぼく、、あっちいきたい、、あっちであそびたいよ、、。」


4歳児は
私と1歳児のプラレール遊びを
助けを求めるような目で見ている。