ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

絵本 おかあさん だいすきだよ



3歳児が絵本を読んでほしいというので
私は「おかあさん だいすきだよ」を手に取って開く。


私は声を大きくして読み聞かせる。








おかあさんは
「はやく起きなさい!
 幼稚園、遅れるよ!」
っていうけど、、


「」内の台詞は
いつも3歳児が言われているように


やや早口の
きつい語調で
乱暴な雰囲気で
吐き捨てるように読み上げる。







やさしく、おはようって、言いながら
ぎゅって、だっこしてくれたら



ぼくね


おかあさんのこと


だいすきだよ




ページをめくり
ややゆっくりめに優しく
子供のような話し方で読み上げる。


自分で読み上げていくうちに
涙が零れ落ちそうになる。




次の日の夕食後
3歳児と1歳児はテレビとパソコンの動画を観ている。


私は早めに食べ終わり
まだ食べているかみさんに言う。


「絵本、読んであげるね!」
かみさんはキョトンとしている。




絵本の中の冷たい台詞は
普段に子らに対して
思わず言ってしまうものばかりだ。


はやくしてよ!
はやくたべてよ!
あそんでばっかり!
おふろはいんなさい!




そうした言葉を
親が冷たく
子にぶつけるとき


絵本の男児が思う言葉が
胸に刺さる。




ぼくね


おかあさんのこと


だいすきだよ





読んでいるうちに
3歳児は私の膝に座り聞いている。


涙が零れ落ちそうになりながらも読み終え
かみさんを見ると


かみさんは
大粒の涙を落としていた。




子供に読み聞かせたい絵本というよりは
親に聴いてほしい絵本。



いい買い物をしたと思う。


ありがとう。








3歳児の「お話しして」

20時 就寝


川の字で横になり

3歳児が言う。


「おはなしして。」


私は喉に痛みがあり

気乗りしなかったが始める。


「昔々、あるところに、、何がいた?」


3歳児が言う。

「えーとねえ、、おじいさんと、やまと、おうちと、おばあさん。」



「おじいさんと、やまと、おうちと、おばあさんがいました。

、、おじいさんは、、どうした?」


3歳児が考える。

「えーとねえ、おじいさんは、やまのむこうに、おにたいじにいったの。」


「おじいさんは、山の向こうに、鬼退治に行きました。」


3歳児が付け加える。

「こどもたちと、いっしょにね。」


「おじいさんは、子供たちと一緒に、山の向こうまで、鬼退治に行きました。」


3歳児が言う。

「やまのむこうで、おにが、えすかれーたーをこわしてたの。


それで、おじいさんが、なにしてるんだ!やめろ!っていったの。」


「山の向こうの町では、鬼が暴れては町を壊し、おじいさんたちが町に着いたときには、鬼がエスカレーターを壊しているところでした。


何をしてるんだ!お止めなさい!

おじいさんは大きな声で、鬼に向かって叫びました。


、、すると鬼は、、どうした?」



3歳児は考える。

「えーとねえ、にげたの。かぎをかけたの。」


「おじいさんに怒鳴られて

驚いた鬼は慌てて

鬼の隠れ家に逃げ込んで

鍵をかけました。


、、そしてどうなった?」



3歳児は考える。

「えーとねえ、おじいさんとこどもたちは、おうちにもどって、かぎをあけるの。」


「おじいさんは、逃げる鬼を追いかけて

鬼の隠れ家にたどり着きましたが

鍵がかかっていて入れません。


おじいさんと子供たちは

いったんお家に戻り

鍵を壊す道具を持ってきてから

鬼の隠れ家の鍵を壊して中に入りました。


、、すると、中はどうなってる?」



3歳児は言う。

「おにがいっぱいいたの。」



「おじいさんと子供たちが

鬼の隠れ家に入ると

そこには鬼たちが、いるわいるわ

ひい、ふい、みい、よお、いつ、むう、なな、やあ


数えきれないほどの鬼たちが

おじいさんと子供たちを睨み付けました。


、、それを見たおじいさんは、どうした?」



3歳児は考える。

「たおれちゃったの。」


「多くの恐ろしい鬼たちに睨まれたおじいさんと子供たちは

恐ろしさのあまり倒れて

死んでしまいました。


、、そして、どうなった?」



3歳児は言う。

「おばあさんが、いっぱいほうちょうをもってきて、おにをたおすの。」


「おじいさんと子供たちの

帰りが遅いことを心配したおばあさんは、

包丁を山ほども持って

鬼の隠れ家に向かいました。


おばあさんが中に入ると

おじいさんと子供たちが倒れており

それを鬼たちが囲んでいるところでした。


それを見たおばあさんは

鬼たちに持ってきた包丁で襲いかかり

次から次へと

ギッタギッタバッサバッサ

鬼を倒していきました。」


3歳児

「おにのくびをキーハー!ってきって

ぽとぽとおとしちゃうの。」


「おばあさんは怒りの形相でキーハー!と叫び声を上げながら

鬼たちの首を切っては落とし、切っては落としして

足元にはぽとぽとと落ちた鬼の首が

無数に転がりました。


そうして気付くと

おばあさんは全ての鬼を退治していました。


、、そしてどうなった?」



3歳児は考える。

「おじいさんとこどもたちを

おうちにつれてかえって

おいしいごはんをたべたの。」


「おばあさんは、死んでしまったおじいさんと子供たちを

泣く泣くお家に連れて帰りました。


おじいさんと子供たちを失った悲しみから

おばあさんは泣き続けました。


その涙は天の神様にまで届き

神様は鬼退治をしたご褒美にと

おじいさんと子供たちを生き返らせてくれたのでした。


おじいさんと子供たちが息を吹き返したので

おばあさんは大層喜んでは

また泣いて、神様に感謝しました。


そうしておばあさんは

おじいさんと子供たちに

いままでで一番美味しいごはんを作って

一緒に食べては、幸せに暮らしましたとさ、おしまい。」




話の区切りを見つけて

私は話を終わらせると

3歳児は不満気に言う。


「えー!もっと!もっと!

もっとおはなししてよう!」




時間にして1時間ほど

こういったやりとりで物語を

3歳児と作りして彼は眠りについた。




この物語の続きで

3歳児のユーモアに

かみさんと私が爆笑した件がある。


この物語の

おじいさんとおばあさんは

また鬼退治に向かうが

子供たちは仕事があるため

「仕事が終わったらいくよ」と

おばあさんに伝えた、という話の流れで


「でんわでね!」と3歳児。


鬼退治に向かおうとする

おじいさんとおばあさんより

仕事を優先する薄情な子供たち

という話の盛り方を私がしたが


それを電話で伝えるとなると

さらに薄情な感が増して面白く

私は嬉しく感じた。



3歳児は

自分のばーちゃんと電話で話すことを

思い出して言っただけかもしれない。


3歳児が意図して物語的に盛るのは

まだまだ難しいだろう。


意図したなら末恐ろしいが。




3歳児の「お話しして」は

3歳児と共に物語を

即興で作るととても楽しい。


私は彼に「お話しして」ほしい。


どんな物語が飛び出すか

考えると胸が躍るようだ。



ありがとう。

3歳児の初めてのおともだち

3歳児は
幼稚園に通い始める以前より
園庭開放に足繁く通っていた。


そこで同年の女児と度々遊ぶようになり
今春、幼稚園に通い始めると


その女児と帰園後に
両母親が付き添って遊ぶ仲になっている。


このブログに何度か記している
3歳児をお兄ちゃんと慕う女児だ。


これにもう1人
女児の友人の女児が加わり
男児1、女児2で遊ぶことが多い。




〇ちゃん 男児 3歳児 息子
▲ちゃん 女児 3歳児曰く、顔が三角形みたい、とのこと。
❖ちゃん 女児 3歳児曰く、バイキンマンみたい、という。




3歳児と入浴し
▲ちゃんと❖ちゃんがどんな子か訊ねる。


「❖ちゃんはねえ、、、バイキンマンみたい!」


イメージがバイキンマンとは、なかなかに酷い。


3歳児の残酷な形容に
私はやんわりと注意を促す。


「バイキンマンとか言ったら悲しい気持ちになっちゃうから
 女の子に、そんなん言っちゃダメだよ?」


3歳児はキョトンとした様子で言う。
「え~、そうかなあ?」




かみさん曰く
❖ちゃんは大人しい女の子
▲ちゃんは活発な女の子だそうだ。


3歳児と❖ちゃんが
▲ちゃんを取り合うようにして
遊んでいるんだという。


先日には▲ちゃんのお宅に
3歳児と❖ちゃん(両母親同伴)で遊びに行ったらしい。




私は女性が苦手だが

この3歳児は女性が好きだ。


公園で遊べば

小学生の女児ら3人が遊んでいるところへ

近づいては一緒に遊ぼうとしたり


先月に花見をした際には

やはり小学生女児ら4人に

自分から近づいては声を掛けていた。




未だ男友達の影は見えず。


「おもちゃ、かしてくれないんだ。」

そんなことを3歳児は嘆いていた。


他の子らもまた

友達との遊び方を知らないのかも知れない。


慣れるまでの時間の問題で

友達は増えていくだろう。




どういった友達ができるか

楽しみでもあり、不安でもある。


彼にとって

良き幼馴染みが増えることを祈りたい。


ありがとう。