ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

3歳児の恐竜ブーム


かみさん曰く
もともとはアニメしまじろうに1話だけ登場した
恐竜のキャラクターが3歳児の恐竜ブームの発露だという。


その頃より3歳児は
「きょーりゅー、きょーりゅー」と話し
興味を持ち始めた。


3歳児にとって動物の情報が
やや飽和しつつあるタイミングで
現在では存在しない太古の生物を知り
神秘的に感じたのかもしれない。



私はほどなくして図鑑を彼に贈る。
恐竜が記された図鑑は増え
4冊になった。


彼が恐竜を好むため
かみさんは彼が着る衣類の柄を
車・新幹線などの乗り物から恐竜模様にシフトし
ステゴサウルスを着ている。


絵本でもティラノサウルスのシリーズが4冊になった。
このシリーズは恐竜だからというよりも
その物語を私が好むため増えている。


売り場にある分だけ買ったので
全ては揃っていない。



上野の科学博物館に足を運び
恐竜の化石を見ては喜び


パソコンでダウンロードする動画も
恐竜関連を増やし


彼が1日1時間ほど視聴できるタブレットでの動画も
恐竜をリクエストする回数が増えた。



こうして3歳児は
室内で遊ぶお気に入りの玩具の変遷をひとつ増やす。


ブロック→ガチャガチャ→ミニカー→プラレール→恐竜


他の玩具を遊ばなくなったわけではない。
恐竜で遊ぶ時間が増えただけで
他の玩具も彼にとって大切なものに変わりない。




先日にテレビ録画で
ジュラシックパークを3歳児は観ている。
人が食われる残酷な描写もあるが許容範囲としている。


映画公開のため
ジュラシックワールドも放送され
3歳児は「これ!みたかったんだよね!」と
録画を何度も繰り返し観ている。


パソコンでダウンロードして観ていたのは
ジュラシックワールドのワンシーンであり
ようやく物語の全容を観ることが叶ったわけだ。


DVDを買おうと思っていたが
DVD自体の取り扱いをする店が無いため歯痒い思いでいた。
テレビでやってくれてよかった。





今夏、また上野の科学博物館に
子らと共に見に行くつもりでいる。


恐竜博士になってほしいわけではない。
興味を持ったこと、知ることに前向きな姿勢で生きてほしい。


3歳児なりに増えた知識で見る恐竜の化石は
また違う感動を与えてくれるだろう。


子らの成長が楽しみだ。
子らと楽しんで恐竜を見たい。


ありがとう。







集団行動が苦手な3歳児

幼稚園で催し物があり出席する。


園庭で行われた園児らの踊りに

父兄はカメラを握ることに必死だ。


私は邪魔にならぬよう

人垣の最後方から3歳児を探す。


園児らが音楽に合わせて踊る最中

彼は棒立ちで爪を齧りしている。


年長組の演目で

年少組は座って待機する。


再び全体で踊る曲が流れ

園児たちは楽しそうに踊る。


3歳児は立ち上がることなく

足元の砂を集めては山を作り

なぜか頭で山を潰している。


100名はいるだろうかという園児らが踊る中

おそらく彼だけが立たずに座っている。


私は愉快と不安を同時に感じた。




帰宅した私は彼に訊ねた。

「なぜ、みんなと一緒に踊らなかったんだい?」


ごにょごにょと呟いているが

「踊り方を覚えてないから」が理由だという。


それを聞いた私は

彼の普段の幼稚園の様子を思い出す。


彼は集団行動が苦手なようで

皆が椅子に座っているときでも立ち上がり

皆が先生の話を聞くときに聞かずして園庭に出ようとすると

かみさんが私に話している。


これらのときも私は彼に訊ねる。



「なぜ、座っていなかったんだい?」


「それはね、、せんせいがもってた絵を、ちかくでみたかったの。」


かみさんが私に見せた画像では

先生が持つA4サイズの絵から

園児らの席は2〜3mほど離れていた。



「なぜ、園庭に出ようとしたんだい?」


「それはね、、ほかのクラスの子たちが

おにわでたのしそうになにかしてたから

みにいきたかったの、、」



彼には彼なりの理由があり

その行動をしている。


よく見たいから席を立ち

よく(園児らの行動を)知りたいから園庭に出ようとし

よく踊りたいから踊らなかった。


あやふやに覚えた振り付けで

不完全な状態で踊ることが

彼には恥ずかしかったのだ。




集団行動ができない劣等生と捉えるよりも

私は個性と捉えたい。


しかし

私は彼の行動を否定的に伝えた。


「皆が協力して何かをやろうとするとき

1人だけ山を作って遊んでいるのを

俺が(父親が幼稚園に行ってまで)観る必要はないでしょ。


皆に協力できないなら

俺はもう幼稚園には行かないよ。


踊りを覚えられるよう

先生の話を聞かないといけないね。」


私が幼稚園に来なくなることを

3歳児は悲しく思ってくれている。


次は協力し皆と催し物を盛り上げるよう約束してくれた。




愉快だと思ったのは

園児と父兄合わせて200名程度の中で

動じることなく砂山を作って遊ぶ

彼のマイペースな肝。


不安に感じたのは

社会を無視した孤立を望み

それを深めるなら

人の生くる道から外れ易い。



個性と協調


どちらも

こぼれおとさぬよう

あゆみたい



ありがとう。

極楽鳥と 想像力

最近になり3歳児は

よくテレビを見るようになっている。


トーマス、ポケモン、シンカリオンなど

アニメが中心であることに変わりはないが

19時20時のバラエティ番組を好むようになってきている。




19時頃

テレビをつけると

UFOについての番組がやっている。


私はこの手の番組が嫌いだが

3歳児に見せてみる。


3歳児はテレビに近付いて

じっと見る。




極楽鳥は大航海時代


足の無い鳥の姿を見て

その生涯を枝で休むことなく飛び続ける鳥と考えられ

その名を付けられた。


足が付いていると

航海中に足から腐るために

切り落とされた姿が真相だったという。


私はこの飛び続ける鳥と考えたエピソードが好きだ。


人は未開を

想像力で補う。


象の背の上にある地球の姿や

地震を起こすナマズ

月面の陰影は様々な民族に物語を作らせる。




いまの時代、検索すれば

ほとんど全ての解を知ることが容易だ。


象やナマズは関係せず

月に兎や蟹はいない。


画像や動画で

より正確に知ることができる。


それは本当に素晴らしいこと。


しかして

「正確に知ること(知識)」だけを

子らに与えたくない。


考えてほしい

想像してほしいと私は願う。



偽りを教えたくはない。

人間関係の信頼が揺らぐ。


故にUFOは

それに最も適しているように思えた。




正確に知っていることは

知識という確かな武器だが


知らないということは

誰も考え付かない物語を作り出せる可能性がある。


奇想天外荒唐無稽

そういった物語は昨今で目にする機会がない。


検索で得られた解のような物語が

味気なく溢れている気がしている。


ウェルズの描いた宇宙人や

ギーガーのデザインしたエイリアンなど

極楽鳥に通じる想像力が

未だに私を惹きつけてやまない。




蟻が行列を作るのは

なんでだろうね。


高い建物が夜に赤い光を点滅させるのは

なんでだろうね。


お風呂の栓を抜くと

水がぐるぐる回るのはなんでだろうね。


解は容易だ。



子らと共に

なぜなのかを想像したい。


ありがとう。