ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

家族の散髪

コンビニで売っているような
雑用のハサミで髪を切る。


もうかれこれ20年近く
前髪、サイド、後ろ
全てを自分で切っている。


散髪代をケチりたいというより
他人に頭を触らせたくない。


なにより自分で髪を切り
上手くいくと気持ちがいい。
一種の楽しみみたいなものだ。




0歳の娘の髪も切る。
髪が短いほうが洗髪の乾きが早くていい。


それを見ていた2歳の息子が
髪切りたいと申し出る。


髪を切ろうとお願いしても
嫌がって切らせてくれない息子がどうしたことだろう。


かみさん曰く
娘にしてることをしたがる、らしい。




息子の髪に2度3度ハサミを入れると
息子は逃げ出した。


やはり嫌なようだ。


嫌なことはしないが基本方針だ。
息子の髪切りを諦めた。




自分の髪をささっと切り整えると
かみさんが上手いねと
髪切り20年の腕前を誉め
私の髪もやってほしいと言う。


去年の夏だったか
妊娠中のかみさんの髪を私が整えた。


2歳の息子を連れて
散髪に行く気にならないと言っていた。


時間の都合で今回は切らなかったが。




椎名誠氏が息子の髪切りで
物心ついた息子が
父の雑な髪切りを人目を気にして嫌がり
泣いたという話を読んだ記憶がある。



やがては私の子らも
人目を気にするときが来るのだ。


鼻の下に乾いた鼻水をテカテカさせて
無邪気な笑顔で息子が私を見つめている。



家族といる時間が本当に幸せなときだ。
なによりも愛おしい。


近いうちに
かみさんの髪を整えてあげたい。


ありがとう。