ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

2歳6ヶ月の注意の促し

夕食中

息子が椅子からもんどりうって倒れ

床に頭を打ち付けて泣いている。


2歳の息子は椅子の上に

コーラ1.5ℓのボトルを乗せ

それに座り遊んでいたようだ。


目を離した親の責任ではあるが。



大声で泣く息子に対し

「うるさいよ、静かにしなさい」

私はやや強く厳しい口調で注意を促す。


息子は声を噛み殺しながら

かみさんの元に歩み寄る。


かみさんは優しく抱きしめ

椅子にボトルを乗せ、それに乗っていた危険行為を優しく咎める。


「うるさいよ、静かにしなさい」

声を噛み殺して泣く息子に

今度は通常会話の程度で注意を促す。



息子は泣くのを止め

涙も拭かず普通に椅子に座り直す。


「これなら、あぶなくないしょ?」


息子はそう言うと

笑顔で新幹線で遊んでいる。




20時

就寝の時刻だが

息子が寝ようとしない。


まだあちょぶ、まだあちょぶよー

息子は泣き声で懇願している。


かみさんは静かに冷たく

寝なさいと繰り返している。



私は布団から出て行くと

息子は笑顔に輝いた。

遊びに来てくれたと思ったようだ。


私は息子とかみさんの間に腰を下ろす。



たしかに20時は就寝の時刻ではある。


しかし考えてみれば

0歳の娘を母親は1日中抱き抱え

その娘が19時にやっと寝付き

ようやく母親の手が空くのが今だ。


その時間に

2歳の息子は自分を見てもらいたいのではないかな。


私はかみさんに伝えた。


かみさんは困ったような表情で

息子を見つめている。




20時就寝はたしかに大切だ。

2歳の息子の心身の成長に影響する。


しかし、同時に

母親と息子の人間関係の構築も大切だ。



20時就寝をルーチンワークとして

息子がなぜ寝ようとしないか

本気で考えているだろうか。


新幹線で遊びたいからだろ

そう表面的に捉えてしまうと

遊んでないで寝なさいの一点張りになる。


母親と2人の時間を息子は求めているのではないか。


寝なさいの一点張りを続けたとき

息子はどう感じるだろうか。




私が布団に戻ると

息子は歯磨きしてほしいと私の元に来た。


いつもは歯磨きは

かみさんがしている。


私は快く要望に沿い歯磨きを手伝う。




椅子に座り直した息子の頭を撫で

「痛くないかい?」と訊ねる。


「いたくないよ!」と息子。


「強い子だ」と再度、頭を撫でると

息子は笑顔だ。




私からはボトルに乗って遊んでいたことは注意していない。


なぜ痛い思いをしたか

本人はすでに理解しているはずだからだ。


座り直した息子は

その日、ボトルに乗ってふざけることをしなくなった。


ありがとう。