ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

2歳児の謝罪

やはり何かおかしい。


夕食中に2歳児が喋りっ放しで

相槌するだけで私の食事が進まなくなるほど喋る。


明るく元気に話してくれる子だが

なんだろうか、この違和感。




20時

私と2歳児は食事を終え

かみさんは食事も出来ず、0歳児の寝かしつけをしてくれている。


2歳児は

就寝の段ではしゃいで歯磨きしないで寝ると寝室に入る。


私は注意を促したが

2歳児の何かが違う気がする。




2歳児が寝室に出たり入ったり寝ないため

0歳児が寝付けず泣きだした。


寝かしつけに時間を取られて疲れたかみさんが

たまらず2歳児にお願いする。


「◯ちゃん(娘の名前)寝れないから、走り回らないでください〜」

かみさんが泣き声で2歳児に訴えている。


対して2歳児は

ケタケタと笑っている。




ここにひとつの

危機の芽のような小さな不安を感じた。




もうじき3歳になるこの2歳児は

最近になり多くの言葉を覚え、使い、伝えることができる。


また、手伝いを自発的にしてくれるが

手伝いの必要がないときも

てつだいたい!てつだいたいよ!と泣き声で訴える。


身体は大きくなり

ソファの背もたれから

床のカーペットに飛び降りても平気で笑っている。


そして猫をよく追いかける。

足でドンと音を立て

猫が逃げる様から、自分が強いこと(弱い相手がいること)を楽しんでいるように私には見える。


妹の0歳児が

2歳児のミニカーや本を触ろうものなら

無理矢理に0歳児から奪いかえす。

幼児ならではの執着であろうと思うが。


とにかくよく喋る。

私といるときは常に私に話し掛けてくる。

それは全く構わない。(めんどくさくはあるが)


話の内容の多くは

覚えた事柄を口に出して

私と話すことにより確認している風だ。


「しょうぼうしゃは、あかいんだよね!」

「そうだね、赤いね。」


「きゅうきゅうしゃは、けがしたひとを、びょーいんにつれてってくれるんだ!」

「痛くて動けない人を助けてくれるんだよ。」



そんな話の中で

2歳児は自分がどうであるかを

伝えるようになっている。


「◯◯さん(2歳児の名前)、おっとーいなくて、さびしかったんだ。」

「そっか、俺も寂しいよ。でも仕事に行かないと御飯が食べれなくなっちゃうんだ。お菓子もね。食べれなくなったら嫌だろ?」


「◯◯さんは、つよいんだ!まけないぞ!」(両手で力一杯に私を押しながら)

「つよい!つよい!」(戯けて後ろにゆっくり倒れながら)




この違和感と小さな不安。


おそらく、この2歳児が

成長の新しいステージに入ったためだろう。




かみさんの泣き声のお願いを

ケタケタ笑っている2歳児を私は掴み注意を促す。


「うるさくしたら、◯ちゃんが寝れないだろう。」

「ごめん、ごめん」


「(寝室を)出たり入ったり、ドアの音がうるさくて寝れないんだよ。」

「ごめん、ごめん」



この2歳児は「ごめん」は

不快な時間が(怒られる・注意されることが)早く過ぎることを学んでいるから発しているに過ぎない。


私は短く考えてから

かみさんも驚く声量で

2歳児を怒鳴りつけた。


「うるさくしたら、◯ちゃんが寝れないだろう!!

ドアの音がうるさくて寝れないんだよ!!


◯ちゃんが寝れないから

おっかーは、まだメシも食っとらんのだぞ!!

静かにせえよ!!」




私は大声を出すことは嫌いだが

彼にとって「怒鳴られること」が

必要な場面だと思った。


2歳児は泣きだし

おっかーのとこにいきたいと懇願している。



私は低く静かに伝える。

「俺は嘘つきは嫌いだ。」

「おっかーのとこいきたいよおお」


2歳児が許しを得るため伸ばしてきた手の平を

私は乱暴に払い退け、パシンと音が鳴る。


強めのハイタッチ程度だが

暗闇の中で驚いた2歳児は泣きじゃくる。


心配したかみさんが私の背後で見つめているのがわかった。


「寝ると言って寝室に入ったのに、出たり入ったり、なぜ寝ないんだ。」

「おっかーとこ!おっかーとこいきたいよおおお!おっかー!」


母親に助けを求める2歳児の手の平を

私はもう1度、乱暴に払った。


「ねたいの!◯◯さんねたいのに!あっちにいかせてよ!いかせて!」


泣きじゃくる2歳児対し

低く静かに伝える。



「それが嘘だって、俺はわかってる」


「俺は、嘘つきは嫌いだ。」



しばらく泣きじゃくる2歳児と

嘘つきは嫌いだだけを念仏の如く繰り返す私とが続いた。



泣きじゃくりが少し落ち着いてきた段で

2歳児のほうから謝罪と提案をしてきた。


「ご、ごご、ごめ、ごめ、ごめん、ごめんなさいいい」


横隔膜が痙攣したような幼児特有の泣き方で謝る2歳児。


うるさくしません

これからははみがきします

ごめんなさい


私の怒鳴り声が、ここに帰結した。

それを受けて私は終息を宣言する。


「、、約束だぞ。、、おっかーのとこ行って寝ぇ。」



やはり怒鳴り方、怒りの伝え方には疑問符が残る。

もっと上手く伝えてあげれるようになりたい。





2歳児が新しいステージに入った。

新しいステージでの対応をしなければならない。


親もまた

成長しなければならない。


赤ちゃん扱いしか出来ない親では

子の未来が腐る。


気をつけたい。


ありがとう。