ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

2歳児の「いる」「いらない」

「おっとーどうしたの」


体調が優れず横になっていると

心配した2歳児がかみさんに訊いている。




理由はわからないが

身体がまんべんなく重い。


足を上げることも

腕を動かすことも

瞼を開いておくのも億劫だ。


全身の筋肉か

脳の何某かの影響か

月の休みが1〜2日の仕事の疲れか

ただのものぐさ気質か


考えることも面倒くさく

考えたところでどうしようもない。


目を閉じた。


いつかブログが

かゆうま調で

綴られるときがくるかもしれない。




目を開けると

かみさんと子供たちはおらず。


ドラッグストアに行くから準備しなさいと

ふざけてズボンを履かない2歳児に

イラついた調子でかみさんが言っていたのを思い出した。




全てが億劫だ。


動きたくなかったが

1人の時間は貴重だ。


リビングの片付けを

身体をにじらせるように少しずつする。



しかし2歳児の玩具が多い。

片付けきらない。


そうしているうちに

3人が帰宅。



「おっとーおきてたんだ」と

2歳児は嬉しそうに言ってくれる。


遊びたがる2歳児に

玩具が多すぎるから

遊ばなくなった物は捨てて整理しようと伝える。


2歳児は不満気だ。



「これ、いる?」

玩具を掴み私が訪ねる。

「いる」と、2歳児。


本の付録の紙でできた潰れたトーマス

「これ、いる?」

「いる」


固くなりかけている小麦粘土

「これ、いる?」

「いる」


ガチャガチャの何かのパーツ

「これ、いる?」

「いる」


付録の紙切れのタコとサカナ

「これ、いる?」

「いる」



全てゴミに見えるが

いると言う。


彼の所有物を

了承なく濫りに捨てるわけにはいかない。


「おいおい、全部いるんじゃないか」

私が笑うと


「全部、いる」と2歳児も笑顔。




スーパーで野菜などを入れるビニール袋

「これ、いる?」

「いる」


クリアファイルの切れ端

「これ、いる?」

「いる」


これは流石に捨ててよとお願いすると

2歳児は楽しそうにして聞き入れてくれ捨ててくれた。


「いる」と言いたいゲームを

2歳児はしたいようだ。


こういう作業が進まない部分で

かみさんはイラつくのだろうなと思っていると


「捨てられないなら、新しい玩具は買えないよ。

置く場所がないんだからね。」と、穏やかにかみさん。


具体性をもって

2歳児に捨てなければいけない理由を伝える

かみさんの好手だ。


「えー」と2歳児は不満気


その後、タイヤが全て無いプルバック式のミニカー5〜6台を

彼はゴミ箱に入れた。


彼は「捨てる強制」からではなく

「捨てる理由」を理解して

彼の意思で捨てている。




またひとつ成長したなと

いつものように2歳児の頭を撫でると

笑顔だ。


夕食前だったが

私はまた疲れ

布団に倒れこむように目を閉じた。


2歳児が心配しているのが

隣の部屋から聞こえた。




壊れるには

尚早だ。


少し休んで

また元気な2歳児と遊びたい。



ありがとう。