ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

2歳児の お風呂に「はいんない」

2歳児に風呂に入ろうと声掛けするも
「はいんない」と拒否。


風呂に入ろうと
何度か声掛けしたが拒否。




私は身体の疲れから
一人で風呂に入る気もなく
明日の朝にシャワーを浴びようと
食事も取らず寝る支度をする。


トイレで用を済ませ
いよいよ寝ようという段で
2歳児が風呂に入りたいと言う。


私は短く考えて「俺はもう寝るから」と
素っ気なく2歳児に伝えて寝室に入る。




浴室の前で
2歳児はぎゃあぎゃあ泣き出した。


「おふろ、はいりたいよ!
 おふろ、はいりたいってば~!」


私は布団の中で目を閉じ
2歳児の泣き声を聞いていた。


泣き声が静かになり
ぼそぼそと話声がする。


これはと思い
浴室の様子を窺うと


かみさんが0歳児を抱きかかえたまま
2歳児を風呂に入れている。




泣いた時が学ぶときだ。


2歳児が泣いたとき
どういうアプローチを親がするかで
生き方を学んでいくものだと私は考えている。




「泣いてぐずったときに要求を呑めば
 泣いて要求を通すようになるぞ。」


(ゴネれば周囲が折れて要求が通ると思う、自己中心的な考え方として)


私が咎めると
かみさんはしょんぼりしている。


かみさんは私が身体の疲れから
2歳児の入浴が億劫で寝たと思ったのかもしれない。



疲れている私に寝てもらい
風呂に入りたい2歳児の世話をしたのは
かみさんの優しさからだ。
この優しさからの配慮は尊くありがたい。


しかし
優しく接するタイミングを見誤ることは
甘やかしに同じ。


泣いてるときに
冷たく接しろと言っているわけではない。




お風呂に一緒に入りたい
身体が痒いので洗ってほしいなど
ぎゃあぎゃあ泣きながら
2歳児は私に訴え始める。


「うるさいよ。」
私は静かに2歳児に伝える。


私の言葉に
2歳児はやや言葉を詰まらせる。



「うるさくて寝れないんだよ。
 静かにしてくれよ。」


寝てる人がいるときは静かにする。
いつも2歳児に伝えているテンプレートのひとつ。
これにより2歳児は押し黙る。



「風呂に入ることを断っただろう?
 だから風呂には今日は入らない。」


「おっかーが痒みを止める薬を塗ってくれるとき
 ふざけて塗らせなかっただろう?
 風呂に入ったとき
 よく身体を洗わない(洗わせない)だろう?
 だから痒くなるんだよ。」


2歳児は
自分の発言・行動によって
この状況に陥ったことを理解する。


私は寝室に戻り目を閉じた。




翌朝、私がシャワーを浴びようと浴室に入ると
2歳児が来る。


「ぼくもはいりたい。」


私が笑顔で頷くと
彼も笑顔になり、2歳児は自分で全ての衣類を脱いだ。


「ここが痒いのかい?」
訊きながら2歳児の身体を念入りに洗う。


洗い終えて伝える。
「おっかーに痒み止めを塗ってもらい」


「うん!」
2歳児は元気に母親の元へと浴室を出た。




「きのうは、おふろに、はいんないってゆって、ごめんなさい。」


出勤前に
2歳児は私に昨日のことを謝罪した。


「いいんだよ。」
私は笑顔で答え
いつものように2歳児の頭を撫でると、彼も笑顔だ。


彼の成長を感じる。



ありがとう。