ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

3歳児のチョコ禁止令破り

昼に帰宅すると
かみさんの機嫌が悪い。
「お父さんに言うことあるでしょ」


促されて3歳児が重い口を開く。
「おっとー、、ちょこきんしなのに、ちょこたべて、ごめんなさい、、」


私はぽかんとして
すぐ言葉を返せなかった。


先日、スーパーに買い物に行く際
アンパンマンチョコを食べたいというので
ご飯を全部食べる約束で食べていいよとしたが
結局3歳児は、ご飯のほとんどを食べれなかった。


故に1週間のチョコ禁止令を出していた。


スーパーに行く際に食べ残したチョコが
冷蔵庫にあったため
それを食べた、ということらしい。



「、、ごめんね、、おっとー、、」
力無く私に謝罪する3歳児。


私は短く考えて伝える。
「こないだ、ご飯を食べる約束で
 チョコ食べていいよって言ったけど
 ご飯を食べれなかったからなあ、、約束は約束だよ(困り顔)
 禁止の間は、チョコ、我慢してくれよな(笑顔)」


「、、うん!」


3歳児は少し元気を取り戻したようだが
かみさんが続けた。


「これ見てよ。」




3歳児が
ホットケーキ用に買ってあった
はちみつマーガリンのディスペンパックを全て出し
空の容器をバルコニーに放置していたと
かみさんが憤る。


さらにかみさんは続ける。
「アメ食べたいとか言い出して
 ご飯の前だからダメと言った直後だったから
 頭に来ちゃって、、」


言葉を荒げて
3歳児をこっぴどく叱りつけたらしい。


どおりで。
雰囲気が神妙なはずだ。




私はいつもと変わらぬ調子で
空のディスペンパックが入った箱を3歳児に見せながら伝える。


「どうしてこんなことしたんだい?」
「、、たべたかったの。パンにぬって、こうやって、たべたかったの」



「なるほど。でもね、
 1個を使って足りなかったら、もう1個使うようにしてほしいんだ。
 そうしないと、全部を出して使っちゃったら、
 無駄になって捨てちゃうから、すぐ無くなっちゃうでしょ。」


「1個ずつ、使ってくれよな」
「、、うん。わかった。」




彼は悪意を以って
ディスペンパックを全て空にしたわけではない。


純粋に(いっぱい)食べたい気持ちからの行動。


(ディスペンパックを結果的に粗末にする多用は)初めてのことであり
つい(食べたさから)やってしまった間違いであること。


3歳児がしょぼくれるまで
怒鳴りつけるような事案ではないと
私は判断した。




しかし、かみさんは
このやり取りが物足りないようだ。
私に強烈に怒ってほしかったのかもしれない。


チョコ禁止でチョコを食べた。
ご飯の前にアメを食べたいと訴えた。
ディスペンパックを全て開封し無駄にした。


これらは私から見ると
取るに足らない、さもないこと。




私から見て3歳児は
親の忠告を理解している。


しかしまだ
欲求に理性が勝てずしているようだ。
(目の前にチョコがあれば、約束を覚えていても、口にしてしまうなど)


欲求を受け止める理性の器が
まだ大きく形作られておらず
欲求が行動に出てしまう。



これは成長する時間の問題で
3歳になったばかりの彼に
それを求めるのは酷な話だ。


500㎖のペットボトルに
2ℓの水を入れようとしても、それは入らず
水が零れ落ちたことを理由に叱りつけることは
理不尽だと私は考える。


3歳児は
まだ2ℓの器を持っていない。




3歳児を怒鳴りつけるよりも
親は「悲しい」、「残念だ」、「がっかり」してしまうこと(失意)を伝えたほうが
効果的だと思っている。


大人や子供に関わらず誰でもそうだが
自分が好きな人が、自分の行動によって
「悲しい気持ち」になってほしくないはずだから。



大好きな親を悲しませたくないから
自分はこうしていこうという自戒が3歳児を成長に導く。


故に「大好きな」が前提となる。


大嫌いな人から(親であっても)
「お前の行動は悲しい」と言われても響きはせず
自戒は生まれない。


かみさんに以前より伝えてあるように
「子を育てる時期(育児)と思わず
 人間関係を構築する時期と考える」が、これに繋がる。



怒る、叱るも時には必要だが
まず「伝える」ことをしたい。


ありがとう。