ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

3歳児のお片付けと、父親と母親の考え方の違い

帰宅し入浴すると
3歳児が浴室のドアを開ける。


「ぼくもはいる。」


風呂に入りたがらない彼が珍しい。


彼は浴槽に身体を沈めると
おもむろに切り出した。


「ぼく、おかたづけ、しなくて、おこられたの」






またその話か、と
ため息が出そうになるのを堪えて
3歳児の話を傾聴する。


3歳児が片付けをしないから
遊びに出ることを許されず
終日を家の中で過ごしたという内容だ。



天気が良く風もない、いい一日だった。
室内で過ごすにはもったいない日だ。


こりゃあ、いよいよイカンな、、


私は内心で嘆き
3歳児ととも風呂から上がる。



夕食の支度が整い
着席早々に私はかみさんに穏やかに訊ねる。


「3歳児が片付けをしなかったから
 遊びに行かなかったのかい?」


かみさんはなぜか
すでに泣きそうな気配だ。



「遊びに行くなら
 お片付けしてって言ったら
 やーだよーって言うから、、」


かみさんは泣きそうな声で
やっとのことで話す。



私はそれを酌量せず続ける。


「明日もまた3歳児が片付けをしなければ
 外に遊びに連れて行かないのかい?


 その次の日も、またその次の日も
 片付けが出来なければ、行かないのかい?」



「そのときは、、連れていきます、、」


想定された答えが
かみさんから返ってくる。



「片付けをしないから、外に遊びに行けない日があって
 片付けしなくても、外に遊びに行ける日があることになる。


 矛盾というか、(子供の立場から見て)おかしく思わないかい?」


「、、それは、、、」
ぐっと言葉に詰まるかみさん。




「(3歳児が)片付けないことが頭にくるんじゃなくて
 やーだよーっていう(自分の思いどおりにならない)態度に
 イラつくんじゃないのかな。」


かみさんは力無く呟く。
「、、そうかもしれない、、、」



「片付けも大切だが、いまは骨や筋肉が育つとき。
 これから寒くなる中で、天気のいい日は貴重だ。
 外で遊ばせてあげてほしい。」


お片付けについての会話は
ここで終わりにした。




この日に買ってきた
機関車トーマスのガチャガチャで
マイティマックが当たる。


夕食を終えた3歳児が
コタツに乗せて遊んでいる。



「マイティマックは
 前も後ろも機関車なんだね。
 どっちに走るのかなあ。」
私は3歳児に訊ねた。


すると間髪入れずにかみさん。
「ネジが付いてるからこっちだよ。」



「おい!」
私は怒気を込めてかみさんを見据える。


「(答えを)先回りしないで
 (子に)考えさせてあげてくれよ。」


積み重なるかみさんの行動に対しての
抑えていた苛立ちがこぼれた。




ニコマコスの記した倫理的卓越性とは何だったか。


今回のかみさんの言葉に
私はフロネシスを見ない。




父親と母親の考え方の違いは
子を混乱させる。


どうすべきか


喫緊に考えたい。



ありがとう。