ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

3歳児、話し合いの門扉

帰宅すると
浴室から声がする。


かみさんが子らと
入浴しているようだ。


居間に入ると
3歳児がコタツで寝ている。


見ると、3歳児の手元にはタブレットがある。


タブレットの使用は
昼の1時間だけという約束だが
これはどうしたことだろう。




入浴を終えたかみさんに話を聞く。


かみさんは
動画を見る時間の終わりを3歳児に告げたが
3歳児が観ることを止めなかったという。


無理やり奪って止めさせるわけにもいかず

(無理やり奪って止めさせることを私が好かないため)


どうしていいかわからないので
動画の終わりを告げる声がけをしている動画を
証拠として撮ったと私に見せた。



かみさんの対応に

私は一定の支持を伝えた。


私が考える最善手は

絵本を読む、線路で遊ぶ、外に遊びに出るなど

他の好きな遊びへの上手い誘導だが


子への対応、判断に困るときは

それを続けさせて害がない場合において

子の行動を止めず忠告し見守る。


その状況を動画に撮り

私(夫)に相談すること。


かみさん(母親)が1人で

抱え込んで悩む必要はない。


かみさんの取れる最善手であると

私は支持した。




なるほど
3歳児はタブレットから目を離さず
かみさんの話に上の空で届いてないように見える。


私は短く考えて
3時間オーバーで動画を見続けたようだから
タブレット3日間の使用禁止にしようと
かみさんに話す。




しかしここで疑問が湧く。


本当に使用禁止処分でいいのだろうか。




この数日に雪が降っては積もりして寒く
そとに遊びに行けていないこと。


3歳児なりの手伝いや
妹との良好なコミュニケーションを育むなど
家族への貢献をしてくれていること。


ともに生活する中で
彼は良く成長していると私は見ている。




タブレットの使用は
昼の1時間だけと決められている。


それを大きくオーバーして
終わり時間の忠告を無視して続けた。


たしかにそこだけ見れば問題だが
雪のため外に遊びに行けていない例外的な状況だ。


雪で遊びに行けないこと
日頃の行いを良くしていることを考慮すれば
室内での過ごし方も例外があっていいのではないか。




「やはり禁止にはしないよ。」


私の前言撤回に
かみさんは静かに頷いた。




タブレット禁止処分にはしないが
3歳児と話し合う必要がある。


それは
かみさんの忠告を無視したことだ。


3歳児がコタツから目を覚ます。


起き抜けを避けるため
私は入浴する。




風呂から上がり
3歳児に声を掛ける。


「〇ちゃん、話があるんだ。」
私が言うと、3歳児はなんのことかと
私の前に座った。


「今日、おっかーが動画を見る時間、終わりだよって
 言ったのに、見るの、止めなかったんだって?」
3歳児の顔が曇り、うんと頷く。


「動画を見ていいのは、昼の1時間の約束だよね。」
3歳児は項垂れた。


「約束を守れなかったから、
 タブレットをしばらく禁止にしようかと考えたんだけど、、」
3歳児の目が潤むのがわかった。


「でもね、外は雪が降ってて、遊びにも行けないし
 動画を見て過ごすのも仕方がないかなと思ったんだ。」


話の流れが変わり
3歳児は頭を上げる。


「おっかーが動画を見る時間は終わりだよって言ったとき
 やだ!って無視するんじゃなくて
 外は雪が降ってて遊びに行けないから、もう少し動画を見せてほしいって
 おっかーにお願いをしてほしいんだ。」


3歳児は笑顔に輝き
1歳児に乳を与えるかみさんに近づき言う。


「おっかーしゃん、、、
 そとはぁ、ゆきがふってぇ、あそべないからぁ、
 どうがみてもいい?」(満面の笑顔で)


かみさんは笑いながら
お昼の話だからねと諭す。


3歳児は嬉しそうに「そっかー」と笑顔。




四角四面に「決まり」だけを押し通せば
心は余白を失い柔軟を欠く。




タブレット使用は昼の1時間が決まり。


決まりを無視して押し通すでなく

まず相談をできるようになってほしい。


無視して押し通すは

人間関係において

多くの場合に悪手になる。




まだ彼は3歳と半年になるかどうかだ。

相談は難しいかも知れない。


しかし、

話し合いの門扉は

常に開かれてありたい。


私(親)との関係において

それがあることを知ってほしい。




先月は末を待たずして

20ギガのプランで通信速度制限がかかる。


通信速度制限下では

動画はつながりづらく

視聴は困難だ。



今月になり

動画を見すぎると通信速度制限になり

動画を見れなくなるから

月間の配分よく見る必要性を説明する。


3歳児曰く

「どうが、みれなくなったら

げーむすればいいよ。」



なるほど、たしかに。


3歳児に1枚上手に出られ

私は返す言葉に詰まる。



私(親)を言葉で納得させ

自分の思いを通せるよう

成長を見ていきたい。


ありがとう。