ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

3歳児の判断失敗と、失敗の回復

いよいよ明日は科学博物館に行こうかと
3歳児のみならず
かみさんも楽しみにしている様子。


夕食前


はしゃぐ3歳児が「いっしょにあそぼうよう」と
私に訴える。


「博物館のある上野まで行くには時間がかかるから
 朝はやくに出発しなきゃいけないんだ。


 ご飯も食べず遊んでいたら
 寝るのが遅くなって、朝に起きれないよ。


 そしたら博物館に行けなくなっちゃうよ。
 それでもいいのかい?」



すべてには準備期間が必要だ。
私は3歳児に問う。


3歳児は屈託なく笑顔で答える。
「いいよ!だから、あそぼ!」


私は驚き聞き直す。
「朝起きれなくて、博物館に行けなくなってもいいのかい?」
「いいよ!あそぼ!」


全くの予想外の答えに
私は内心で困惑する。


寝室に入り、布団の上ではしゃぎ回る3歳児と1歳児を見据え
私は最後の念押しをする。


「ご飯を食べないで(就寝起床が遅くなり)
 明日、博物館に行かなくていいなら遊ぶけど、、
 本当にそれでいいんだね?」


「いいっていってるじゃん!」


私は博物館行きを諦め
布団でじゃれる3歳児と1歳児を楽しませることにした。




すると、夕食を整え終えたかみさんが
寝室の入り口で動画を撮っている。


明日に3歳児が博物館に行くと泣いて訴えることを見越して
証拠の動画を撮っていたという。


ある程度の尺を撮り終えたかみさんが
居間に戻ると小さい悲鳴のような焦りの声を上げた。


猫がコタツに上がり
整えた夕食を食っていたようだ。



せこい話だが
猫が食っていたそれは


普段に食べている肉より
ほんの少しだけ値の張るいい肉を使っていた。


せっかく買ってきたばかりのいい肉が
子らに食わせてやることが出来なくなり
私は項垂れた。



「もう、食事はいいから、寝ようや、、」


子らを楽しませる気力を失い
私は布団に潜りこんだ。


翌日の博物館行きを取りやめて
どうすべきかだけ寝床で考えていたが


妙案が浮かばず
気付くと朝になっていた。




早朝6時前


外はいい天気だが、心は憂鬱で冴えない。


可哀そうだが
念押ししてまで言った言葉の
責任を取らせるべきか、、


どうすることが最善手か答えが見いだせないでいる。



すると、3歳児が寝室を出てきて
私に「おはよう」と笑顔で挨拶する。


私の隣に来て
コタツにするりと潜り込んだ。


私は、はっとして3歳児を見つめる。




たしかに彼は判断を誤り
博物館に行きたいが食事を取らず遊ぶことを選んだ。


しかし
彼はこうして早起きしている。




3歳児は
「博物館に行かなくてもいいから、夕食も食べず遊ぼう」と判断をした。
【自分が言ったことを守らせること】が重要なのか。



それとも私が言った
「寝るのが遅くなって朝に起きれない(出発が遅ければ博物館には行けない)」に対し
遅くに寝ようとも実際に早起きして見せた【判断失敗の回復】を認めるべきか。




私は元ホームレスだ。


様々な判断に失敗して生きていた。
そして、多くの方々の助力を得て現在に至る。


私なりの(コビーが云う処の)
大きな石を彼に渡せるなら
これだと直感する。




「〇ちゃん、昨日の夜、ご飯も食べないで遊んでて
 寝るの遅くなるから、朝に起きれないよって、おっとー言ったよね。」


「、、うん。」


「遅く起きるなら、博物館には行かないよって言ったね。」


「、、、うん。」


「でも、自分から早く起きてきた。」


「、、、!」


「博物館に行くの、まだ間に合うけど、、行くかい?」


「、、うん!」


こうして3歳児は
家族とともに上野の科学博物館を見学できた。




その夜
私は3歳児とかみさんに伝える。


「自分の判断や行動の結果が失敗になり
 その失敗で全てを諦めてしまい捨て鉢(自暴の者)になって
(すねて・ふてくされて)生きないでほしいんだ。」


失敗は努力によって回復できることを知ってほしい。
かみさんは静かに頷いてくれた。



詳しくすると
さらにブログが縦に長くなるので
このへんで割愛する。


ありがとう。