ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

記憶に残らない普通の日

身体に疲れあり

昼から15時まで寝て過ごす。


トイレのために起きて炬燵に戻ると

私は3歳児に話かける。

同時に3歳児が私に話かけたため

互いに見つめ合う。


私は「どうぞ。」と

手の平を見せて

先にお話しくださいとやる。



「おとーしゃん、、はなしたいことがあるの。」


3歳児が言わんとする処はわかっていた。

私は訊ねる。


「なんだい?」



3歳児はもじもじしながら切り出す。


「あのね、ぼくね、

おかーしゃんと、おとーしゃんと、◯ちゃん(妹)と、

こうえんか、かしぇんじきに、

いきたいなぁとおもって。」



疲れているとはいえ

3時間の昼寝をして

3歳児に寂しい思いをさせた罪悪感があった。


私も3歳児に

軽く外にでも出ようかと

声を掛けようと思ったところだ。


「奇遇だね。俺もいま

公園にでも行こうかと思ってたんだ。

じゃあ、行くかい?」



3歳児は笑顔に輝き

全身で喜びを表す。


それを見たかみさんが笑って言う。

「(はしゃぎ方が)散歩に行きたい犬みたい。」



3歳児から河川敷に行きたいと訴えが出たが


公園で遊んでからスーパーの焼き鳥屋さんで

焼き鳥を食べようと私は提案する。


「いいね〜。」


3歳児は

うんうんと何度も頷いた。




家族4人で

公園で遊び

焼き鳥を食べ

スーパーで買い物し

ガチャガチャを買い

帰宅する。



なんということはない

記憶に残らない普通の1日。


私は幸せだ。


家族と共に

普通の日が過ごせる。




私が子供の頃

家族は会話をせず

目を合わすことも稀だった。


夫と妻、親と子の

人間関係が破綻していた。


私は当時のことを

よく思い出せない。


私は記憶に残さない日を過ごした。


記憶に残さない日を

子らには過ごさせたくない。




記憶には残らない普通の日。


私は心地よく

幸せだ。



ありがとう。