ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

3歳児と がっかりさせたくない気持ち

帰宅すると
昼に持ち帰った大きな段ボールの上に乗り
3歳児が遊んでいる。


ソファ2脚と段ボール2つを
入り組むように配置し
ちょっとしたアスレチックな遊び場にした。


見ると
ソファと段ボールの周りには
小さな玩具が散在している。


ソファから飛び降りたとき
踏んづけたらケガをすると
私は拾い集める。



段ボールとコタツの隙間に
落ちている玩具へ手を伸ばすと
ぐしゃりと冷たい嫌な感触がある。


これはと思いコタツを避けると
コタツ布団が濡れている。


これはいったいどうしたことか。


3歳児に訊ねると
お茶を溢したという。


気付かずに濡れたままにしておけば
カビが生え、腐りして、大事になるかもしれない。


溢したことは仕方がない(事故やミスを強く責めても仕方がない)
しかし「失敗を報告しなかったこと・隠していたことにがっかりした」と伝えた。




大切な人に
がっかりさせたくない気持ち
失望させたくない思いが


人を強い成長に導くと
アポステリオリから考える。


私がいまの生活を送ることができるのも
この「がっかりさせたくない気持ち」があるからだ。




「〇〇君ぐらいだよ、真面目に続いてるの。
 (社会復帰した人らが)みんな(仕事を)辞めちまうんだ。」


社会復帰支援施設職員の方の
諦めにも、呆れたようにも聞こえる
悲しそうな、寂しそうな呟きを覚えている。




私が、家族や、この生活を
些細なことで投げ出すなら
私の社会復帰を支援して下さった施設職員の方々は
きっとがっかりするだろう。


私を救ってくれた職員の方々を
私は失望させたくない。


その気持ちは
私が家族を愛おしく思う気持ちと同じほどの大きさだ。


この気持ちは私を強くし
結婚生活や就労を続けていけるかに悩んだとき
良い方向に効果を発揮してくれる。




「お茶を溢したのは仕方がない。
 でも、失敗したことを隠したり、誤魔化したりしないでほしいんだ。」


3歳児と入浴し
再度、伝えた。



彼が、私との関係を
大切なものとして考えてくれるなら
私をがっかりさせたくない気持ちが必ず育つと信じている。


そのためには
私が、彼との関係を良好に築かなければならない。


私がかみさんに云う
「育児は人間関係を構築する期間」の根幹はここにある。




今朝ほど
3歳児はオムツパンツの履き替え途中
パンツを履かずして


きゃきゃきゃと笑いながら
ふるちんでソファジャンプしては
かみさんを笑わせていた。



成長を焦ることなく、少しずつでいい。
見守りたい。


ありがとう。