ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

滴り落ちる水滴と、気付かない習慣の爆弾 2


かみさんがゴミ捨てから戻り
私は問う。


「普段にゴミ捨てを一緒に行かずして
 親の仕事量の多いときに(子から見て、親の都合のいいときだけ)
 手を借りるために子に申し入れても
 はたして子は頷くだろうか。」


かみさんは無言で聞いている。



「ゴミの量の多寡に関わらず
 習慣を育てること、貢献する気持ちを育むことを目的として
 【3歳児と一緒にゴミ捨てに行くこと】を
 私はお願いしたつもりだった。」


かみさんは
はいと小さく頷く。



「3歳児と一緒に行くより
 大人が一人でゴミ捨てに行った方が、はるかに早く終わる。


 3歳児と一緒に行く準備(整容、着替え、靴を履かせる等)の手間は
 時間がかかってイライラしてしまう。(ふざけてズボンを履かない等)」


かみさんは俯いた。



「3歳児は当初に自分から
 ゴミ捨てに行きたい!
 手伝いたい!と訴えていたね。


 いまはもう、誘っても行こうとしない。


 親が、準備の手間がかかる苛立ちを避けんがために
 子の手伝いたい気持ちを
 無碍にも切り捨ててしまっている。


 ゴミ捨て一緒に行こうの声がけひとつ無く
 一人、ゴミ捨てを済ませる親を見て
 いつしか手伝いたいという気持ち自体が子から消え失せてしまった。


 面倒くさいから
 時間がかかるから
 大人が一人でやったほうが、なんでも早く終わるからね。」




ここまで言うと
かみさんはたまらず声を上げた。


「めんどくさいなんて思ってないよ!」


かみさんの目が潤むのがわかったが
私は静かに続ける。



「それならそれでいいんじゃあないかな。 
 大事なのは、子が、どう感じ、思っているか、だと思うよ。



 先日の3歳児の風呂上り
 拭きとりが不十分にも関わらず
 水滴が付いたまま服を着せていたね。


 昨日は1歳児にも同じように
 水滴が付いたままの拭き取り不十分で
 服を着せていた。


 多量の水滴に気付いても拭き取らなかった。
 それを子らが、どう思うかだよ。



 親と子のね。
 関係がこじれたときに


 ああ、あんとき
 ケツも拭かず、濡れたままパンツ履かせらったなあって
 子らに思い出されたときに


 関係がこじれている状態では
 過去のすべてを否定的に思い出し
 悲しい気持ちに記憶を塗り替えられるかもしれない。



 前にも言ったように
 私の母親は
 幼い私の頭を洗わなかった


 髪の毛の根元にフケが
 かさぶたの様にべったりついていたという話。


 20数年も経てば
 記憶を否定的に思い出すようになる。


 ああ、母親は
 醜い私を触りたくなかったのだ、とね。」




かみさんは涙を溢したが
私の長い話を理解してくれたかはわからない。



ゴミ捨てを一緒に行かないだけで
なんで説教されてるんだろう。
よくわからないけど責められてる?


こういう気持ちかもしれない。




習慣は、滴り落ちる水滴に似ている。


自覚無き習慣は
おおよそが悪しきそれ。


無自覚な悪しき水滴は溜まり続け
爆弾のように何度も爆発しては
人格や人間関係、体調や社会的地位さえ破壊してしまう。


気を付けたい。




ちなみに
歯磨きを嫌っていた3歳児は
機関車トーマス1話分を動画で見ながら
私が磨くことで
いまでは歯磨きしなければ寝れず
歯磨きしてよ!泣かんばかりに私に訴えるようになった。


毎日の歯磨きと
虫歯の怖さの説明により
彼は歯磨きを習慣としている。




良き習慣も
悪しき習慣も
習慣には変わりなく
習慣は強力であるということ。


子らには
習慣を味方に付けた生き方をしてほしい。


ありがとう。