ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

3歳児と しつけと気持ち

新潟での線路上に女児を遺棄した事件あたりから
連続して恐ろしい事件が報じられ気が滅入っている。


とくに船戸結愛ちゃん虐待死事件は
2児の子を持つ父として記憶に残しておきたい。


胸が裂けるような
強烈に悲しい事件だ。






「しつけ」とは何だろうか。



しつけ
【仕付け・躾】
礼儀・作法を教え込むこと。 



たしかにそうだが
その根底になければならないのは


礼儀作法を教えることによって
社会・集団での立ち居振る舞いを身に着けた人物になる。


つまり「しつけ」は
「同じ社会を構成していく人間を育む行為」であり
「親の言うことを素直にきく子にすること」ではない。




「親の言うことを素直にきく子にする」というベクトルでは
よそさまの子の行動を咎めることがない。


しかして
「同じ社会を構成していく人間を育まん」とするなら
よそさまの子に関係を問わず
道に外れそうな子らがいれば、その行為を咎めるを辞さず。




「そういうの、悲しい気持ちになるから止めてくれよ。」


ふざける3歳児に何かしら注意したり怒ったりするとき
私は悲しい気持ちになると伝える。


なんで怒っているのかが2~3歳児には理解できなくとも
3歳児のする行為により
大好きな父親が悲しい気持ちになっているのだと知れば
彼はその行為を止めてくれる。


やめてくれたときにも必ず気持ちを伝える。
「ありがとう、止めてくれて嬉しいよ。」



暴力を使う必要性は未だ感じない。




悲しい気持ちになる
嬉しい気持ちになる
楽しい気持ちになる


3歳児には
この言い回しが効くようだ。


嬉しい、楽しいを伝えると
彼はそれを継続する。


悲しいを伝えれば
動作を止め、あとになって「ごめんね。」と伝えてくれる。




「てーてーてーてーてーててー!(トーマスのメロディ)」


歌いながら両手両足をぶらぶらさせ
ふざけて踊っている3歳児が
なかなかズボンを履かない。


早くズボンを履いてほしいと苛立っていた私は
こう伝えた。



「〇ちゃんの、そういうとこ、、、、


 (真剣な顔で見つめて時間を置く)


 、、、、、、、、好きだよ(笑顔)」



長く見つめられ怒られると思っていた3歳児は
解放されたような笑顔で踊りだす。


「てー!てー!てー!てー!てーててー!」


「さあ、ズボン履いてくれるかい。」


「うん!」


3歳児は快く応じてくれた。




私は子らに対し
しつけらしいしつけをしていない。


しかし、気持ちだけは口に出して伝えるようにしている。



「そういう乱暴な言葉を聞くと、悲しい気持ちになるから止めてくれよ。」


「バルコニー、デッキ掛けしてくれてありがとうね。
 手伝ってくれて嬉しかったよ。」


「今日は一緒に遊べて楽しかったよ。また一緒に遊んでくれるかい。」



彼は笑顔を見せない日はない。


ありがとう。