ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

ご飯を食わず、饅頭 食いたい3歳児

3歳児が夕食をほとんど食べず

いらないという。


人間だから

食べたくないとき

食べられないときがある。


それはそれで仕方がない。

無理してでも食べろというのは拷問だ。


私は食事を片付けるようかみさんに伝える。

3歳児は何も言わず。




夕食後

子らとふざけして

歯磨きの時間になるとき気付く。


そういえば買ってきた薄皮饅頭の

消費期限が今日だったか。


私はやおら冷蔵庫の中の饅頭を取り出す。


3歳児と目が合う。


「◯ちゃんは、ご飯を食べてないからダメだよ。」


私は穏やかに伝えると

薄皮饅頭を頬張る。


それを聞いた3歳児は

うああんと大声で泣き始めた。



私は同じことを再び伝える。


「◯ちゃんは、ご飯を食べてないからダメだよ。」


より一層、口を大きく開けて

うああんとやる。


私は続けて薄皮饅頭をパクリとやる。


3歳児は

ああああんと絶叫している。




10個ある薄皮饅頭を7個やり

残り3つのところでかみさんに渡す。


「まだ冷蔵庫に10個あるから、、」


1人で半分以上を食べてしまい

申し訳なさそうに私が伝えると

かみさんは笑っている。


3歳児は

うあんうあんと絶叫を続けている。


私は歯磨きのため洗面台に移り

スマホを見ながら歯磨きを終わらせる。




私が歯磨きを終え、居間に戻っても

3歳児はうあんうあんだ。


そろそろだなと私は切り出す。


「◯ちゃん、うるさいよ。」


3歳児の対面側の椅子に

私は腰掛け言う。


距離にして2畳半ほど

私と3歳児は座りながら向かい合い

もう一度同じことを私は伝える。


「◯ちゃん、うるさいよ。」


3歳児のうあんうあんは

調子を落とす。



「ご飯、食べないで

饅頭、食いたいって、おかしくないかい。」


2畳半の距離で向かい合う3歳児から視線を外さず

ゆっくり伝える。


うあんは、やや調子を取り戻すが

私は続ける。



「ご飯、食べないで

饅頭、食いたいって

筋が通らないだろう?


◯ちゃんがいつも

ご飯を食べた後の空っぽの茶碗を

俺に見せたとき


よく食べたねって


チョコ食べてもいいよ

饅頭、食べてもいいよって

言うでしょ?


俺、ご飯をちゃんと食べたのに

お菓子、食べちゃダメなんて言ったこと

無いはずだよ?


ご飯、食べないで

饅頭、食いたいって

おかしくないかい?」


私が伝えると

3歳児はうあんを止め

力無い表情で私を見ている。



「お腹が空いてないから

なんだか食べれないから

ご飯を残すときもあるのは仕方がないよ。


そういうときもあるさ。


でもね。


ご飯を残しておいて

お菓子だけ食べようなんて

そんな理屈は無いだろう?


ご飯をちゃんと食べたときに

お菓子、食べていいよって

言わなかったことないよ?」



3歳児は黙り

考える。


私は固い表情を和らげ

3歳児にトドメを刺す。



「まだ冷蔵庫に饅頭あるから

明日、食べなさい。


ちゃんとご飯を食べてからだぞ。」(笑顔)


3歳児は笑顔を取り戻し

うんと大きく頷く。




私は普段から

子らがお菓子を望むとき

与える方向で考えている。


3歳児はよく

ご飯の前に「お菓子を食べたい」と無理を言う。


かみさんは

「ご飯の後にしなさい」と伝える派だが、私は子らにこう伝える。


「2個だけな。あとはご飯のあとにしてくれ。

ちゃんとご飯を食べたら、食っていいから。」


私から見て

子は、菓子で腹を満たしたいわけではない。

一口か二口の菓子を楽しみたいだけ。



もし先に菓子を与えたときに

ご飯を食べないで食事を終えようとするなら私は言う。


「あれ、ご飯の前に約束したろ?

ちゃんと食べるから、ご飯の前にお菓子を食べていいって。」


子は先に菓子を貰っている負い目のためか

食後の菓子を思い出したかわからないが

茶碗を空にしては得意げに私に見せてくれる。




親は話が通じない相手だと子が思えば

やがて子は訴えでることをしなくなるが

どこかで不正を働き始めると私は考える。



私自身がそうであったから。


気を付けたい。


ありがとう。