ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

4歳児と 何も無い父の悩み

4歳になる長子と共に

近所のスーパーで買い物をする。


その帰り道。



幼稚園は夏休み中だ。


4歳児に夏休みの感想を訊くと

「たのしい!」と笑顔。


特別どこかに連れて行ったり

変わったことをしたりは

何ひとつとない。


私は何が楽しいのか彼に再び訊ねる。


「うーんとねえ、、

おとーしゃんと、いっしょにいられるから。」


4歳児は屈託ない笑顔で

私を見上げている。



思いもしない笑顔の答えに

私は言葉が詰まる。


「、、そうか、、ありがとう。

俺も◯ちゃんと一緒に遊べて楽しいよ。」


4歳児の口角は

ますます上がった。




私のような無力な人間が

彼に何をしてあげられるのかと

いつも悩む。


ホームレスであった私には

何も無い。


何も無い人間が

どうして子を育てられようか。


日々、そんな不安が

現実として

少しずつ膨らみ始めていた。




彼の屈託ない笑顔は

私を不安から奮い立たせるに余りある。


ペシミズムに囚われては

勇気付けを為し得ない。


ここでも介護職の経験が活きる。


ストレングス視点は常に

前向きな人生の展開を想像させてくれる。


私は彼の側に居て

共に考えることが可能な協力者だ。




連日の暑さによる疲れのせいか

左胸に割れるような痛みが走り


身体的な面から精神的な落ち込みが

不安を膨らませていた。




私は彼を

海に連れて行ってあげることはできないが


かみさんを通して

子らに海を見せてあげてくれないかと

妹らにお願いをした。


妹らは予定を組んでくれた。

かみさんと妹らに感謝したい。


子らの初めての海水浴に同行できないのは悔しいが

ひとつでも多くの様々な経験を

子らにしてほしいと願う。




海で体験してきた話を

聞かせてくれる彼の目の輝きが楽しみだ。


ありがとう。