ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

4歳児の 鼻ほじパクリ

4歳児の悪癖である
鼻に入れた指を口に入れるが続いている。



朝食後
テレビの前に横たわり
寝ながらミニカーやらで遊んでいる4歳児が
鼻をほじりパクリとやる。


「おいおい、、指を口に入れるなよ、、汚いなあ。」


私が言うと
4歳児は笑っている。


ダメだヤメロはカリギュラ効果と思っているが
鼻ほじパクリを見て言わずにはいられない。




「指が無くなっちゃうよ。」


ぼそりつぶやき、割って入るかみさん。
4歳児はドキりとした表情で母親を見つめる。



4歳児は不安気な表情で短く固まる。


「、、ていうのは嘘だけど
 バイ菌が口から入るから止めなさい。
 病気になりたくないだろ?」


私が間髪入れず
かみさんの言を否定し
指を口に入れてはいけない理由を伝える。




私は子らの所作を正そうとするとき
嘘や不明瞭な言葉をできるだけ使いたくない。


「夜更かししてたら、オバケがくる。」
「悪いことしてたら、鬼がくる。」


こういった類の嘘を使った注意の仕方で
子の行動を抑制しようとする言を私は好かない。


エンターテインメントとしては
オバケも鬼も大好きだが。




「死後、地獄に行く。」
「悪魔に憑りつかれる。」
「呪われる。祟られる。」


こういった嘘を使って人間関係を築こうとする者を
私なら信じることができない。




私の父は軽い冗談のつもりで
「昔は刑事だったんだ。」と私に言った。


間抜けな私は信じた。


また別の日に父は
「昔はヤクザだったんだ。」と私に言った。


間抜けな私はそれも信じた。



刑事をやって、ヤクザになって、いまに至る
なにか大きな事情があったのだろうと
子供の頭で父親の威厳と言葉の整合性を保とうとする。


なんのことはない
昔に流行った極道映画や刑事ドラマを見て
父は放言しただけだった。



幼い子は親の言葉を疑うことを知らない。


それを嘘と認識したとき
自分に対して嘘をつく存在だとして
失望し親を信じなくなる。



私のアポステリオリであり
全てではない。




彼の鼻ほじパクリは
たびたび続いている。


今朝、バルコニーの掃き掃除とデッキ掛けをすると
彼は自ら喜んで笑顔で手伝ってくれた。


悪癖だからと焦らず
彼の理解を待ち
成長を見守りたい。



ありがとう。