ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

アドレリアンは首を傾げる

休日

子らはサザエさんを観ている。



「子供の頃は、サザエさんちが

理想的な家族のかたちに思えたけど

いまはそう思わなくなったなあ。」


私の唐突な呟きに

かみさんは視線だけを送り

次の言葉を待つ。




「アドラーの言ったとおりだよ。」


またも唐突な投げかけだが

かみさんは私が言わんとするところを理解した。


「報酬を貰わないと、しなくなるってやつね。」


ワトソンの回答に頷く

シャーロックホームズの気分だ。


「うむ、貢献感と報酬の項だ。」




カツオは手伝いをするが

お駄賃を要求する。


あまつさえ

「手伝ったんだから、お駄賃は当然だ。」

というカツオの台詞。


お駄賃が貰えないなら

手伝いなんてやっていられない。



その回のオチがどうであったか

忘れてしまった。



サザエさんを

批判的に見たいわけではない。


架空であっても

他所様には他所様のやり方がある。


労働への対価(お手伝いしたからお駄賃)

手柄への褒美(成績しだいで買ってやる)


そういったやり方もあろうが

アドレリアンなら首を傾げるはずだ。




子供の頃に理想の家族像を

サザエさんに感じたが

親になり、そう思わなくなった

自分の変化に気付いたという話。


しかして

家族全員が笑顔で食卓を囲む場面は

やはり憧れがある風景だ。




いま現在の4歳児は

報酬のために手伝いをすることはない。


手伝いをすると

親と関わる時間が増えるを

喜びとしているようだ。


純粋な意味での貢献感とは別だが

いまはそれでいいと私は思う。


それがカツオの年齢になったとき

どうなっているだろうか。




私が気分しだいで理不尽な要求を彼にするなら

彼は歪み変わってしまうだろう。


よくよく気を付けていきたい。




集団への貢献を喜びとする感覚が

子らに育ちますように。


そのためにはまず私が

集団への私に出来る範囲での貢献を

積極的にしていきたい。


ありがとう。