ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

小学生の集団と割れ窓理論

公園に2歳の息子と
いつもどおり遊びに行くと
小学生の集団が遊んでいる。


最近よく見かける集団だ。
14~15人はいるだろうか。


この小学生たちは
公園内での無頼の集団だ。


フェンスによじ登り
公衆トイレの屋根に登り
禁止事項のサッカーをして
自転車で走り回り


とにかくなんでもありだ。




息子と公園に入ると
食い散らかしたゴミがすごい。


コンビニのレジ袋
ポテトチップの空き袋
小さなガムの包み紙
吐き捨てられたガム
飲み終えたペットボトル
カードゲームの包装紙


この無頼の集団が
食ったそばから公園にポイ捨てしている。




この食べ散らかしたゴミの量は目に余る。

さすがに放っておけない。


なにより息子が見ている。
公園にゴミを平気で捨てる人間になってほしくない。




小学生たちが公園の反対側に集まったすきに
私は彼らが捨てたコンビニ袋を拾い
ゴミを集め始めた。


息子もゴミを拾って袋に入れてくれる。
私はゴミ拾いを手伝ってくれる息子の頭をなでた。
息子はよくわかっていないようだが笑顔で手伝ってくれた。




さて、この小学生たちに
どのように注意すべきだろうか。


そもそも注意を促すべき問題なのかどうかも踏まえる。
私は、割れ窓理論を思い出していた。




割れ窓理論 - Wikipedia
心理学者フィリップ・ジンバルドは1969年、人が匿名状態にある時の行動特性を実験により検証した。その結論は、「人は匿名性が保証されている・責任が分散されているといった状態におかれると、自己規制意識が低下し、『没個性化』が生じる。その結果、情緒的・衝動的・非合理的行動が現われ、また周囲の人の行動に感染しやすくなる。」というものであった。




この集団のゴミのポイ捨てを放っておくわけにはいかない。



小学生らが昼どきで解散する頃合いで
一番最後に帰ろうとしている子に声をかけた。


「きみが、このゴミを捨てたのかい?」
私は唐突に質問した。


1人になった小学生は
虚を突かれ戸惑いながら答えた。
「ぼぼ、ぼくじゃないです。」


「じゃあこのゴミは誰が捨てたのかな?」
真剣な表情で目にチカラを入れるも、語調は穏やかに気を付ける。


「ぼくじゃないけど、、ぼくの友達かも、、」
小学生の表情から
なぜ僕だけが注意を受けなければいけないのかという
不満がありありと感じられる。


「きみの名前は?」
私は新たに食い散らかされたガムの包装紙を拾いながら言う。


「、、、××○○です。」
しばし考えてから、小学生は名乗った。


「よし、○○くん。きみから友達に
 ここで、ゴミを捨てないように、伝えてほしいんだ。」
私は彼の目を見て、ゆっくりと話した。


「、、、わかりました。」
なんで僕がと言わんばかりの不服そうな表情で彼は了承した。
そして小学生が自転車に乗ろうとしたときに
私は言った。


「また友達が、ここにゴミが捨てたら
 きみが伝えなかったことになるよ。」


小学生は、はいと返事を残して公園を去った。





集団でいるときに
個人が注意を促しても
おそらく効き目は薄いだろう。


教室の中で教師が注意をしても
大して聞いていないのと同様に。


学校や家庭に通報するのは最終手段であり
できれば避けたい。


迷惑してる人間を知らずに
「学校や親の言うこと」に変換されてしまうからだ。




集団の中の個人を捕まえて
彼に責任者になってもらう。


彼の責任で、仲間にゴミを散らかさないよう
注意をしてほしいとお願いした。


今後、あの集団がゴミを散らかしたら
私は○○くんの呼びつけて事情を聴く予定だ。


彼がいなければ別の誰かに
ゴミを散らかさない責任者になってもらう。




以前に記したような
ダンボールに入った生活ゴミを
近隣の敷地に不法投棄をするような大人になってほしくない。




あの集団もまた
私と同じ地域に住まう住民だ。


私の息子が小学生になるとき
この集団の子らが6年生か中学生になるだろう。


私と集団に軋轢が生まれるなら
息子に矛先が行かないとも限らない。




年下の子をリンチして殺す事件は
枚挙に暇がない。


将来的なことにも気を付けて
あの集団と関わらなければならない。




公園をきれいに維持することより
地域の子らが、地域を大切に思う心を持ってほしいが
小学生では難しいだろう。


犬の散歩で糞をそのままにして行く飼い主は少なくない。
大人が子供たちに見本を示せていない。


しかし、放ってはおけない。
彼らもまた地域の住民であり
この地域の大人になるであろうからだ。


継続して注意したい。



この公園ではないが
公園のベンチで寝ていた私が
公園のゴミ捨てについて憤るなんて
なんだかおかしな気持ちだ。


ありがとう。