ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

2歳の息子への無言

夕食時に
息子が牛乳の入った器に手を入れ遊んでいる。
テーブルに牛乳が少しこぼれている。


かみさんが止めなさいと促すも
息子は続けている。


私が止めなさいと強く咎めたが
息子は続けている。




私は息子を横に寝かせ
身動きできない状態にして
テーブルを拭いてくださいと伝える。


息子は
わかったわかったと
解放してほしいと泣く。


私は息子を開放し
テーブルを拭くよう念を押すが
どういうことか息子はミニカーで遊ぼうとする。


再度、息子を横にし
テーブルを拭くよう伝える。
やはりわかったわかったと泣くものの
解放するとミニカーを持つ。



いつもと何かが違う。
息子はお願いすれば手伝ってくれる子だ。




私は注意を促すことを止め
息子から距離を置いた。


あちょぼよーと息子が言ってきたが
私はそれを黙殺し夕食の皿洗いをする。


かみさんが
拭かないからだよと息子に伝えると
ふきふきしたいなーと息子は言うが
それも黙殺する。


息子は空気を感じ取って黙った。
自分の行為が、父を無言にさせたと気づいたようだ。





以前に私は
かみさんと話をしなくなったことがある。


専業主婦のかみさんが
スマホのゲームを毎晩深夜に遊び
朝は起きてこない。


私は早朝食事を整え、洗濯をしてから出勤する。


かみさんの生活態度を見かねて
私は1週間近く閉口した。


かみさんはひどく動揺していた。
私が突然黙ったまま目も合わせない日が続いたからだろう。


そのとき私は
かみさんとの関係をどう終わらせるかを考えていた。



かみさんには
籍を入れる前から
愛は永遠ではないと伝えてある。


結婚する前はお互いが、相手に好かれよう好きでいたいと努力を惜しまない。
時が過ぎるほどに、人はその努力をしなくなる。


愛は相手のことを考える時間だ。
時が過ぎれば、相手より自分のことを考える時間が増えて、関係は破綻する。



1週間を黙っていると
かみさんが泣いて詫びてきた。
なんで怒っているのかわからないと言う。


私は言った。
「怒っているわけではない。
 好きなようにしなさい。私も好きなようにする。
 楽な生き方をすればいい。私も楽な生き方をする。
  
 でも私はそういう家庭は嫌だから。
 そういう家庭に居たくない。私は居なくなるだろう。」





私は
大声で怒鳴ったり
殴ったり
脅したりして
相手に意思を伝えたくない。


説明して受け入れられなければ
黙るだけだ。



2歳の息子への無言は
自分の行為を考える時間をもってほしかったからだ。


2歳の息子には
難しいかもしれないが。


いまも無言は続行している。
息子が自分の行為を反省してくれることを願いながら。


ありがとう。