ホームレスから父に成る!

ホームレスだった男の育児と日々の雑感

2歳児を散歩に連れて行ってあげてほしい気持ち

日曜の早朝6時30分
かみさんが息子を起こして散歩の準備をしている。


私は6時前に目が覚め
コタツでスマホをいじりながら様子を窺っていた。


「さんぽ いきたい」
2歳の息子も乗り気だ。




かみさんが起きてきたことが私は嬉しかった。


かみさんの早朝散歩は続かないだろうと
内心で期待していなかったからだ。


私も散歩に行こうと伝えると
息子は喜んでくれた。




早朝6時40分
まだ1月の太陽は登り始めたばかりで街は薄暗い。


私、かみさん、息子、娘
4人で朝の街を散歩する。


引っ越してきて1年。
未だに街の全体を把握していない。


この道はどこにつながるんだろうか
ここに店があったんだね
他愛もない会話をしながら大きな川の土手に上がり歩く。


子育てを終えた御近所の方も夫婦で散歩しており軽く挨拶をする。


いくつになっても夫婦で散歩できるなんて素敵だねと
かみさんに伝えると笑顔で頷いてくれた。




7時30分、帰宅。
特別なにかエキサイティングなことがあったわけではない。


しかし、これから全てが良い方向に変わっていくような
穏やかで満たされた気持ちで幸せを感じた。




私の前職は介護員であった。


言葉を話せないパーキンソン病の利用者が
震える手で散歩に行きたいと
毎日のように窓の外を指さしていたことを思い出す。



食事をすること
排泄の処理をすること
入浴で洗体すること
安眠を促すこと


介護と育児は
作業内容がとても似ている。



かみさんには
0歳の娘の世話をしながら
2歳児の相手をするのは大変だろうが
息子といっぱい遊んであげてくれと伝えてある。


他の利用者の御世話で大変だろうけど
言葉を話せないパーキンソン病の利用者を散歩に連れて行ってあげてほしいと
介護長が話して下さったことが育児の日を重ねるごとにとても大きく響く。


パーキンソンの利用者が食事の時間でも散歩に行きたいと訴える。
他の利用者たちの食事介助中にだ。
他の介護員が食事介助をフォローし、私は利用者と散歩に出たものだった。


人はパンのみにて生きるにあらずとは
QOL(クオリティオブライフ)のことだろうかと考えさせられる。



健康を考えて、食事・排泄・入浴・安眠だけを毎日機械の如く優先しては
2歳児だろうと暗い気持ちになってしまう。


楽しむことを優先してもいいときがあると介護で学んだ。




息子は寝起きのためか
朝食があまり進まない。


どうせ食べないなら
その時間を散歩にあてて
運動・コミュニケーション・リフレッシュを図るほうがいい
というのが早朝散歩の私の考えだ。


6時30分に出て、7時30分に帰宅すれば
十分に8時の朝食に間に合う。
私は朝食をとらない生活だが。



今日は雨で散歩に出なかったが
早朝散歩を継続して家族の習慣にしたい。


ありがとう。